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復活五浦六角堂が一般公開 北茨城市

056.gif六角堂入口056.gif
この建物、長屋門として当時から管理室・受付に使われていたもの。国登録文化財。
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058.gif津波流失一年後再建した五浦六角堂が一般公開に058.gif
東日本大震災で流失し、明治38年創建当時の工法で再建された北茨城市大津町五浦にある茨城大学美術文化研究所所有、岡倉天心遺跡にある「六角堂」が4/28(土)から一般公開された。
一昨日(4/30)に六角堂を訪ねると連休時期も影響してか、多くの観光客、地元民が訪れていて、晴天の青い空と岩礁に当たって砕ける白い波、松の緑などの風景に、鮮やかな赤いベンガラ色の六角堂がマッチし、凛々しく蘇えった姿に皆さん感銘を受けているようだった。
なお、観覧料は5月31日まで無料となる。

056.gif長屋門入口から入場して少し下ると、奥に六角堂屋根が見えてくる。056.gif
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056.gif岩礁に当たり砕け波は白く泡立つ。056.gif
中央下にある真四角のものは夕方、ライトアップ時のこの度、新しく取り付けられた照明装置。この照明装置が4~6個六角堂周囲に配置してある。
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056.gifベンガラ056.gif
鮮やかな赤色は、明治38年創建当時のベンガラ彩色を採用したもの。
ガラスも当時と同じような製品をイギリスから取り寄せたとのこと。ガラスの透明感、屈折感が現在のガラスとは違うように感じた。
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056.gif天井056.gif
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056.gif056.gif
従前の床は、六角の総畳敷だったが、新しい床は画像のとおり、総板張りで中央部分に六角形の炉が掘られている。
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056.gif玄関、床の間部分の木羽板葺屋根056.gif
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056.gif庭園1056.gif入場して天心邸に入る手前の位置から撮影。
巨木な松まで伐採、「以前の庭園とは別箇の様」と広くなった庭園を〝天心〟様も吃驚、悦んでおられること間違いなし。
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056.gif庭園2 建物は国登録文化財の岡倉天心旧居056.gif六角堂入口付近から撮影
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056.gif庭園3056.gif「亜細亜は一つなり」の石碑の位置から六角堂方向を撮影。
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056.gif雪見灯籠の設置056.gif 岬公園から撮影
六角堂から右側岩礁上に櫓が組まれているのが見えるが、これは高さ約1・7メートルの「雪見灯篭」を設置するための基礎づくりのもの。
既に石灯籠製品は、隣にある「五浦観光ホテル」に置かれ用意されており当時、釣のため天心が舟を出していた近くの砂浜から、海穏やかな日を選び、船で灯籠を岩礁まで運び設置作業をするとの事。
灯篭設置は、天心が海を庭に見立てて六角堂から風流に楽しんで居られた姿が想像できるというもの。
なお、雪見灯籠の設置についても、史実に基づいて行っているとのこと。
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056.gifその後、定位置に設置された雪見灯籠056.gif 2012/05/31撮影
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056.gif六角堂創建当時からの大きな松も間伐し、長髪を床屋で刈ったようにスッキリと…056.gif岬公園から撮影
今迄見えなかった天心邸が見えている。
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   五浦六角堂は、北茨城市の災害復興の象徴でもあります。  明日を信じて 元気!  北茨城

by reina-g | 2012-05-01 11:23 | 北茨城市のニュース


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